エンジニアのはしくれ

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SQL実行環境の作成~Oracle XE + SQL Developer~

はじめに

SQLをいろいろ試したかったので実行環境を作成しました。データベースは仕事で使っているOracleです。

この記事は、参考にしたサイトの紹介と備忘メモです。

実行環境の構成

OSやソフトウェアの構成は以下の通りです。

  • Windows 10 Home Edition
  • Oracle Database XE(Express Edition)18c
  • SQL Developer(Ver.19.4)

Oracleのインストール

まずはOracleのインストールです。Oracleを無料で使うにあたり、以下のサイトを参考にさせていただきました。

cosol.jp

話はややそれますが、過去に以下のOracle本でもお世話になった著者の方が書かれているサイトでした。脱初級者向けの、Oracleの中身を理解できるとても分かりやすい本です。 

ブラウザ上ですぐSQLを実行できる「Live SQL」も試してみたのですが、 私としては実行計画が見られないのがネックでした。SQLを実行するだけであれば手軽にできていいと思います。

最終的には「Oracle XE(Express Edition)」を選びました。バージョンは現時点で「18c」が最新です。以下のサイト内の「クイック・スタート」を参考にソフトウェアをダウンロードします。

Oracle Database Express Edition | Oracle 日本

インストールから接続までは以下のガイドが参考になりました。詳細に記載してあるので、基本的に手順にしたがえば大丈夫だと思います。

Oracle Database XEのインストール

1点つまづいたのが「データベース・パスワードの指定」の箇所です。パスワードに「@」を使ったところ後続の手順がうまくいかなかったので、避けることをお勧めします。

(参考)プラガブル・データベースについて

これまで11g以前を使用していた方は、「プラガブル・データベースって何?」となると思います。以下のサイトが参考になりました。

www.projectgroup.info

サンプル・スキーマのインストール

Oracleのインストール後、「ひとまずユーザーをつくって適当なテーブルやデータがほしい。」というときに役立つのが、Oracleが提供する「サンプル・スキーマ」です。

今回は以下のサイトを参考にして、HRスキーマ(Human Resources、人事管理部門をイメージしたサンプルデータ)を「手動インストール」で作成しました。

サンプル・スキーマのインストール

作成の際、SQL*Plusではプラガブル・データベース(XEPDB1)の方に接続しましょう。マルチテナント・データベースの方に接続してしまうと、ユーザーが作成できずエラー(ORA-65096)になってしまいます。

SQL Developerのインストールと利用

CUIのSQL*Plusは普段使いにはさすがに向いていないと思いますので、GUIで操作しましょう。オススメはOracleがバージョンアップを重ねている「SQL Developer」です。以下のサイトにしたがってインストールしましょう。

Oracle SQL Developerリリース19.1 - スタート・ガイド

以前はOracleソフトウェアにバンドルされていたと思いますが、最近は違うようです。SQL Developerでは実行計画も簡単に確認できます。

インストールしたら、以下のように接続を設定します。

f:id:akairopapa:20200504145552p:plain

サンプルのHRスキーマのテーブルが表示され、実行計画も確認できるようになりました。

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